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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】白血病と戦う患者に「福音」 造血幹細胞の大量培養法を開発 東大などの研究グループ (1/2ページ)

 白血病であることを公表した競泳の池江璃花子選手の治療は、順調に行われているようです。19歳の誕生日を迎えた今月4日には、公式サイトでメッセージを公表しました。その池江選手のような白血病と闘う患者さんにとって、福音となる研究が発表されました。

 東京大学とアメリカのスタンフォード大学などの研究グループが、骨髄移植に必要な造血幹細胞を大量に培養する方法を開発したことが、イギリスの科学誌『ネイチャー』の電子版に掲載されました。

 これまでの造血幹細胞の培養では、ウシの血清成分やアルブミンを使っていましたが、かなり高額でした。今回の研究グループは、液体のりの主成分である「ポリビニルアルコール(PVA)」という化学物質を使って造血幹細胞を培養することに成功したのです。

 PVAは極めて安価で大量に培養できるうえに、造血幹細胞の細胞数をこれまでの1000倍も増殖させることができるのです。マウスの実験で培養した造血幹細胞は移植に使えることが確認されました。

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