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【ドクター和のニッポン臨終図巻】評論家・竹村健一さん 芸能ネタより、自分の死因より、大切なこと… (1/2ページ)

 「マスコミが、芸能ネタやスキャンダル事件を執拗(しつよう)に報道している時は注意しなさい。国民に知られたくない事が裏で必ず起きている。そういう時こそ、新聞の隅から隅まで目を凝らし小さな小さな記事の中から真実を探り出しなさい」

 今でも時折、この言葉を思い出します。なぜニュース番組のトップで芸能ネタを? 今日はもっと大切なことが世界で起きたじゃないか…情報が溢れ過ぎている現代だからこそ、この言葉が一つの指針となっています。

 この発言主が、かつてメディアに多大な影響を与え続けた評論家の竹村健一さんでした。最近お見かけしないと思ったら、80歳で仕事を引退されていたようです。

 7月8日、都内の病院で死去されました。享年89。死因は多臓器不全とのことです。

 引退後はテニスや旅行など趣味を楽しんでいましたが、ここ2年ほど誤嚥性肺炎などで入退院を繰り返し、徐々に衰弱されていたようです。最期は家族に見守られ、穏やかな旅立ちだったとのこと。

 多臓器不全とは、生命維持に不可欠な臓器-脳、心臓、肺、肝臓、腎臓などのうち2つ以上が正常に機能しなくなったことをいいます。そして3つ以上の臓器に重大な異常をきたすと命を脅かす状態に陥ります。

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