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【松浦達也 肉道場入門!】「高くてうまい」極上体験! 5464円「キャピトル牛丼」のお味 (1/2ページ)

★絶品必食編

 食べ物の値段は素材で決まる。だが、その価値となると話は別だ。安かろうと高かろうと値段は関係ない。「食べたいかどうか」が価値になる。

 という流れで「牛丼」を紹介すると、「安くてうまい」話になりそうなものだが、本日は「高くてうまい」お話である。

 ビートルズからジャイアント馬場まで、各界著名人が利用したことで知られる赤坂のザ・キャピトルホテル東急。

 この名館で食の歴史を綴ってきたオールデイダイニング「ORIGAMI」で、「キャピトル牛丼」なる新メニューが6月から提供されている。

 先に値段を言っておく。税・サービス料込みで5464円。確かに「牛丼」にしてはお高い。

 だが、内訳を聞くとお値打ち感さえ漂う。選りすぐりの黒毛和牛の極上リブロースをたっぷり150グラム(!)使用。

 この面の広い肉が、産地指定玉ねぎと注文ごとに精妙な加減で火が通される(ちなみに僕が訪れた日は、熊本産の黒毛和牛と淡路島産玉ねぎが使われていた)。

 真上から見ると、具に隠れてごはんが見えない。聞けば、具とごはんの比率はほぼ1:1。

 まずは具だけでワインが飲めてしまう…。サービスに聞くと「合うワインのご用意が」あるという。やはり!

 供されたのは、和牛のコクと脂に寄り添いつつ、さわやかな酸味で洗うような日本ワイン。サントネージュのマスカット・ベーリーAの若々しい味わいが確かに合う。

 だが、上品な甘辛さの割り下で煮られた和牛や玉ねぎと実に合う。もはや、これは新しい食体験と言っていい。

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