記事詳細

猛暑到来で「脳梗塞」の危険も 血液濃度上昇で発症の可能性 就寝中の脱水予防へ「コップの水」準備を (1/2ページ)

 総務省消防庁は30日、熱中症で22~28日の1週間に全国で5664人が救急搬送され、うち11府県で11人が死亡したと発表した。ただ、危ないのは熱中症だけではない。夏場の猛暑は、脳梗塞など命に関わる症状を引き起こす恐れがあるから要注意だ。

 脳卒中に関するデータを集計した『脳卒中データバンク2015』(中山書店)によると、2003年1月から12年12月までの間、脳血栓の患者4万1392例を対象にした調査で、脳の細い血管が多発性に詰まる「ラクナ梗塞」と、脳の太い血管が詰まる「アテローム血栓性脳梗塞」が8月に多い一方、2月と12月に少ない結果になったという。

 季節別の脳梗塞の発症患者数を調査した東海大学医学部の瀧澤俊也教授(神経内科)は、「推測の域を出ないが、夏場に脱水状態になると、血液の濃度が上昇し、『サラサラ』から『ドロドロ』の状態になることが考えられる。もともと血管が狭いなどの疾患を持つ人などは脳梗塞を発症しやすくなる可能性がある」と解説する。

関連ニュース