記事詳細

【人生100年時代 これから、どうする】人口減少時代への備えも…「相続」「家族信託」など“見極め”を (1/3ページ)

 筆者が講演でよく使うのが、日本の人口の推移データだ。

 そもそも、「1億○○万人が、1億○○万人に減少」とかいうが、ピンと来ていない人が多いと思う。

 まさに、日本人は「点」でしか物事を見ない傾向があり、そもそも目の前に危機が迫らないと動かない人種でないかとつくづく感じることがある。

 日本の人口は、明治維新(1868年)の時点で3330万人、終戦時(1945年)が7199万人。つまり、約80年で倍以上に増えている。

 さらに、日本の人口がピークアウトした2004年12月時点での人口が1億2784万人と、倍とまではいかないが、やはり、たった60年程度で約5500万人も増えている。

 少し俯瞰(ふかん)してみるが、江戸幕府が成立した1603年の日本の人口は1227万人と推計されているから、明治維新までの間、約260年かけて約3倍になっていることを考えれば、明治維新以後から2004年のピークアウトまでたった136年で人口が4倍になっているということになる。

 つまり、日本は人為的に人口を増やしてきたのであって、自然増ではないのだ。

 だからこそ、人口が右肩上がりに増えている時点で、先を見据えて対策を取っておかなければ急速に右肩下がりに減っていくことは誰でも分かるだろう。

関連ニュース