記事詳細

【松浦達也 肉道場入門!】“モー烈”にローストビーフ丼がうまい鮨店 宮城県登米市「若鮨」 (1/2ページ)

★絶品必食編

 世間の物の値段というものは実に不思議だ。先週紹介したホテルで供される黒毛和牛の牛丼は5000円超。

 一方で今週紹介する登米(とめ)の黒毛和牛のローストビーフ丼は1000円でお釣りが来る。

 失礼ながら、僕はお値打ち系「ローストビーフ丼」をあまり信用していない。旨い塊肉料理にはいい肉、いい素材が欠かせないからだ。

 だがそんな思い込みをひっくり返してくれたのが、宮城県登米市の「若鮨(わかずし)」だ。

 この店、鮨店のはずなのだがランチのメニューのうち20品以上が「牛」メニュー。地元・登米の和牛を使う、実にモー烈な牛推し店である。

 しかも、いい肉を使っているというのに、お値段なんと960円。

 注文時には期待半分、不安半分だったが、丼が運ばれてきて驚いた。

 きれいに火入れされたローストビーフが、花びら状に盛り付けてある。

 サシの多い和牛のローストビーフなのに、登米牛の雌牛の脂はさらさらと流れるような透明感があってコクも深い。断面の赤身は、きめが細かく舌触りも口当たりも実になめらか。

関連ニュース