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【教えて!愛先生の漢方相談】食欲不振と朝ご飯編 温かい飲み物がミソ、胃腸の改善には「ネバネバ食材」とみそ汁 (2/2ページ)

 ■漢方医学で考える食欲不振

 食欲がなくなると陥る状態を漢方医学では、『脾気虚(ひききょ)』と言います。消化の働きが悪く、お腹を下したり、疲れやすくなったりする状態です。そして、お腹を冷やしたり、喉越しだけよく栄養が偏った食事が、さらに代謝や体力の低下を悪化させていきます。

 ■朝食べるとよい食材

 夏の胃腸の働きの低下には、ネバネバ食材とみそ汁の組み合わせが効果的です。

 ネバネバ食材は、納豆やオクラ、山芋、モロヘイヤ、メカブなどです。これらには共通して、胃腸の粘膜を強化し、消化を助ける働きがあります。

 また、温かいみそ汁は胃腸を温め、消化酵素が働きやすい状態となるため胃腸が活発に働きます。さらに、みそは発酵食品であるため腸内環境も整えてくれます。具材としては、夏バテ対策としてミネラルの多いしじみやあさり、アオサなど海のものをチョイスしましょう。

 ネバネバ食材のサラダや納豆、みそ汁などは、コンビニでも手軽に購入することができます。朝にだるさを強く感じる人には、前日の夜に準備しておく食薬習慣がおすすめです。

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著に『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

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