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【ドクター和のニッポン臨終図巻】純アリスさん 最期まで“永遠のアイドル”イメージを大切に… (1/2ページ)

 今やアリスといえば広瀬アリスさんですが、私たちの青春時代は、純アリスさんでした。1953年生まれ。72年に岡崎友紀さん主演のドラマ『ママはライバル』に出演し、一躍人気を博しました。スタイル抜群、コケティッシュなイメージで、その後は東京キッドブラザーズに入団、グラビアやCMでも大活躍されました。

 先月、突然の彼女の訃報が流れて、青春時代を回想しています。純アリスさん、7月12日に逝去。死因は「がん」とのことでした。

 「何のがん?」と気になる人もいるかもしれません。しかし、どこのがんかは発表してはいないようです。「死因」というのは、あくまで社会的なもの。

 本人や家族が、発表したくないと思ったことは、発表しない自由があります。2人に1人ががんになるというのに、いまだこの国では、「がん家系」というだけで差別的な目を向ける人もいるからです。

 がん闘病中に離婚を迫られたとか、がん家系だとわかった途端に婚約破棄されたとか、そんな相談を受けたことがあります。もう令和だというのに悲しいかぎり。

 誰かが病気になった途端に、態度が変わる人間や付き合いをやめてしまう人間を、私は最も軽蔑します。もちろん、逆の場合は賛成です。病気になったことで、本当に大切な人がわかり、人間関係を断捨離したと言う人は多くいます。私もきっと、そうするでしょう。もしも「がん」で差別を受けた人が周りにいたなら、自分がなったときは、秘密にしておこうと思ってもおかしくはありません。もしくは、将来、子供の結婚や就職に支障が出ることを心配し、内緒にする人もいるでしょう。

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