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【人とペットの赤い糸】動物看護師の職業が国家資格化! 待遇改善で「夢のある職業」に? (1/2ページ)

 現在、民間の資格認定を受けて動物看護師として働いている人は、日本全国で約2万人いる。動物看護師は、動物診療に従事する獣医師の先生方を支援する役割を担う仕事で、「ベテリナリー・テクニシャン(VT)」や「ベテリナリー・ナース(VN)」、または「アニマル・ヘルス・テクニシャン(AHT)」などと呼ばれている。

 動物看護師の仕事は、獣医師の指示の下に行う診療補助で、動物の疾病予防、病気、症状に応じてさまざまなケアを行う知識と技能が要求される。具体的には診察時に動物が動かないように押さえておくこと(=保定)▽治療、診察器具の準備▽手術のサポート▽消毒▽カルテ作成▽体温や脈拍の測定▽食事指導▽入院動物の食事管理や世話▽血液や糞(ふん)便などの検体検査▽検査結果について飼い主への説明▽薬の管理▽清掃・洗濯▽受付・会計業務▽電話対応▽飼い主との密なるコミュニケーション-など多岐に渡る。

 このような重要な役割を担う動物看護師を国家資格とする「愛玩動物看護師法」が今年6月21日に参院本会議において、全会一致で可決、成立した。3年以内に施行されると決まったが、詳細は追って発表される予定だ。早ければ2023年に第1回の国家試験が実施され、愛玩動物看護師の第1期生が誕生することになる。

 この国家資格制度の成立に当たっては、業界関係者の多くが陳情に名を連ね、関係各位のご尽力があったが、特に長年、国家資格化に向けて活動をしてきた日本動物看護職協会の横田淳子会長と、日本動物衛生看護師協会会長兼日本動物看護職協会国家資格化推進委員会の山崎薫委員長、下薗惠子副委員長の熱意とご尽力によるといっても過言ではない。

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