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【ドクター和のニッポン臨終図巻】歌手・堂坂ヨシ子さん 「五木の子守歌」歌詞に込めた魂は不滅に… (1/2ページ)

 堂坂ヨシ子さん。この名前にピンとくる人は少ないはず。

 でも、「五木の子守歌」ならば、ある世代以上の人は誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 堂坂さんは、「五木の子守歌」の歌い手として、熊本県では名の知れた方でした。8月2日、熊本県相良村の介護施設で死去との訃報を目にしました。享年102。死因は老衰との発表です。

 「五木の子守歌」は、熊本県五木村に伝わる子守歌です。お盆の季節にぴったりの歌なので、今日は、堂坂さんとともにこの子守歌について紹介しようと思います。

 というのも、「歌い手」をなくしてしまった歌は、その人とともに臨終を迎えてしまうのではないかと危惧したのです。その歌を歌う人がいなくなれば、歌も死にます。

 「おどま盆切り盆切り 盆から先きゃおらんと 盆が早よ来るりゃ 早よもどる」で始まる、国民的に知られたメロディーは、実は、本家本元の「五木の子守歌」とは違うのだそうです。これは、戦後に作曲家の古関裕而氏が作ったもので、1953年に照菊さんという民謡歌手がレコードにして大ヒット、お座敷唄として人気を呼びました。

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