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【人とペットの赤い糸】世界初のペットロスカフェを開設 同じ悲しみを持つ人同士で交流、店内にはさまざまな配慮 (1/2ページ)

 昨年2月16日付の本コラムで「ペットロスを克服する方法」を紹介したが、最後に「皆で寄り添い、サポートし合える優しい社会基盤をつくりたい」と締めくくった。

 正に筆者の思いを実現したペットロスカフェが今年2月1日に東京・原宿にオープンした。ペットの仏壇・仏具を販売する専門店でペットエンディングのトータルサポートを行う「DEARPET(ディアペット)」。運営は株式会社インラビングメモリー(代表取締役・仁部武士氏)で全国に4店舗あるが、東京本店(http://dearpet.memorial/)にペットロスカフェを開設した。年中無休。

 先日、東京本店店長で取締役統括事業部長の関口真季子氏にお話を伺った。以前、ペットを亡くされ、泣きながらお店に入ってきたお客さまへの対応が十分にできず、スタッフの中にもペットを亡くした経験があったので、お客さまの悲しみに寄り添う傾聴カフェも良いのではないかとの発想が出発点だった。

 2017年、アイペット損害保険会社が行ったペットロスに関する調査で、ペットを亡くした悲しみを癒やすきっかけとして、「犬・猫をお別れした経験を持つ人と悲しみを共有する」(5・9%)という回答があった。確かにペットロスカフェではペットを亡くした人同士が悲しみを共有することで癒やされる人たちが多いと、関口氏はいう。

 ペットロスカフェの店内にはさまざまな配慮がなされていた。

 (1)優しい木目調で、壁には虹の橋が描かれており、温かみを感じる装飾。

 (2)亡くなったペットの種類が分かるように、犬、猫、ウサギなどの目印のプレートを座るテーブルに置く。同じ悲しみを共有できる人をすぐに見つけることができ、和やかに話し合える。

 (3)悲嘆にくれていて、今は話しかけてほしくない場合はその旨を表明するサイン(そっとしておいてね)も準備され、1人で静かに過ごすこともできる。

 (4)ラテアート付きの飲み物も用意され、飲み終わるとカップの底に、心温まる言葉が表れる。

 (5)テーブルに置かれたメッセージカードに今まで過ごしたペットへの思いを記入し、店内に飾ることができる。

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