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【続・長生きは本当に幸せか?】「苦しまずに死ぬ」ことはできるのか? 痛みに緩和ケア…誰もが不安な最期 (1/3ページ)

 誰もが死ぬことに不安を持っています。死そのものに対する漠然とした不安とは別に、具体的な不安があります。それは、苦しまないで死ねるか、ということです。

 末期がんで余命宣告を受けた患者さんがよく言うのは、「最後は苦しみますか?」「痛くないですか?」ということ。

 とくに、親をがんで看取った人は、「最後は痛い痛いと叫び、何度も寝返りを打ち、毎日さすって看病しました」と訴えます。

 最近は、終末期患者さんに対する「緩和ケア」が進んでいます。緩和ケア病棟が併設され、設備とスタッフが充実しているところも多くなりました。ですから、それほど心配はいりません。とはいえ、がんでは、部位によっては痛みが強いことがあります。

 たとえば、膵(すい)臓がん。骨転移をした場合は、腰部が激しい痛みに襲われます。腰椎周辺には太い神経があり、がんがそれを圧迫するからです。また、手術や抗がん剤、放射線治療によって発生する痛みやしびれもあります。緩和ケアでは、鎮痛剤、モルヒネなどだけではなく神経ブロック(局所麻酔の一種)も使うのですが、効かない場合もあります。

 肝臓がんも痛みが激しいケースがあります。全身こむらがえりという症状が出て、体をのけぞらせて痛がるといいます。

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