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【阿部亮のつぶやき世界一周】地球上の生物“大量絶滅”を経ても姿変わらず…アノ昆虫は3億年前から完成形だった!

 近所の図書館に小学生向けの「夏休み昆虫研究」コーナーがあった。カブトムシ、クワガタ、セミ、トンボといった人気の昆虫の図書は、やはり貸し出し中が多かったが、その中にナゼかゴキブリのコーナーがあり、これが意外にも人気。私も一冊読んでみたら、驚愕(きょうがく)の内容が記載されていた。

 ゴキブリが出現した3億数千万年前、地上は高さ30メートルの巨大なシダ植物の森林に被われ、川や沼から陸上に進出した両生類と、昆虫類が栄えていた。

 当時は後に大繁栄する恐竜の祖先の爬虫(はちゅう)類と、われわれ哺乳類の共通の祖先が、ようやく出現した時代。ゴキブリの祖先を含む少数の昆虫がハネを進化させ、初めて空中に進出。その後、昆虫を含む甲殻類の巨大化が進み、翼長70センチの巨大トンボや全長2メートルの巨大ムカデなどが出現した。

 昆虫の多くが、ハネを持つように進化した。実はゴキブリは、約3億年前の化石と、現在の姿がホトンド同じで、このことがモノすごく不思議だった。

 というのは、地球はその後、何度も生物の大量絶滅を経験。(1)約2・5億年前の地殻大変動による巨大な火山噴火(2)約2億年前の隕石(いんせき)衝突をきっかけとする火山大噴火(3)6500万年前の巨大隕石(いんせき)衝突-といった大きな出来事で陸上から海中まで地球全体の環境が激変→食物連鎖が崩壊して、生物の70~95%が絶滅。その後、それまでとは異なった生物種が、時間を掛けて新しい環境に適応・進化することを繰り返した。なのにゴキブリは、3億年前から完成形で進化の必要がなかった!

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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