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【続・長生きは本当に幸せか?】病気でなくても加齢でなる「寝たきり」…防ぐ方法は1つだけ (1/2ページ)

 日本が世界に類を見ない「寝たきり」の老人大国であることは、いまや広く知られています。正確な統計はありませんが、寝たきり老人の数は1993年の90万人から2010年に170万人に達し、25年に230万人に達すると予想されています。大きな原因は、過剰な終末期医療(延命)にありますが、それだけとは言えません。

 一般的に、がんの末期や認知症の進行などで、最終的に寝たきりになると思われがちですが、加齢の進行で身体機能が衰えれば寝たきりになるケースもあるのです。

 内閣府の「高齢社会白書」によると、高齢者が「要介護」となる主な原因は、(1)脳血管疾患、(2)認知症、(3)高齢による衰弱、(4)骨折・転倒となっています。つまり、高齢化(老化)はいずれ寝たきりを招くわけです。

 どうしたら寝たきりを防げるのか? 人生の終わりまで自分のことは自分でできる生活ができるか? 答えは1つ。脳と体を使い続けることです。

 たとえば、心臓疾患、脳卒中などの重篤な症状で入院し、治療を受けた患者さんで、寝たきりにならない患者さんは、リハビリを早く始め、それに取り組んだどうかで決まります。

 急性期病院は、治療が主なので、リハビリに関しての意識は高くありません。たとえば、脳梗塞で入院しても、回復後すぐに上半身を動かすなどのリハビリをやりません。私は、自分の息子が若くして医療過誤で脳梗塞になり、そういう経験をしていますので、このことを痛感しています。

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