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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】息切れは呼吸困難の一種! 高熱はCOPDの危険も (1/2ページ)

 激しい運動をしたり、急いで階段を上ったときに息切れが起きることがあります。息切れは体内の酸素が減ったときに、早く空気を取り入れようとするために起きる現象で、普段の生活でもよく起こる症状といっていいでしょう。

 息切れは呼吸困難の一種で、医学的には1回の呼吸で出し入れする空気量である換気量の増大に伴う不快な換気努力と定義されています。息切れに伴う不快感は健康のバロメーターになります。

 いまから60年ほど前、アメリカで不快指数が考案されました。不快指数はその日の気温と湿度を数式に従って計算すると求められます。全員が不快と思う指数は80以上で、気温が30度以上で湿度70%以上になると、不快指数が80を超えます。

 息切れはある種の呼吸困難ですから、その状態をもたらす病気をピックアップしてみましょう。換気障害を起こす代表的な臓器といえば気管、肺、それと心臓ですから、息切れが自覚症状として現れる病気は気管支ぜんそく、慢性気管支炎、肺炎、肺結核、肺線維症、気胸などがあります。

 心不全、高血圧性心疾患、虚血性心疾患などの病気では息切れが起きますし、筋無力症や筋萎縮症といった病気でも息切れが起きます。最近では精神的情動による刺激から起こる過呼吸症候群や過換気症候群といった心因性の呼吸困難も目立ちます。

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