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【ここまで進んだ最新治療】インフル新薬「ゾフルーザ」の実力は? 耐性ウイルスの検出で人気「一段落」も (1/2ページ)

 残暑が去って秋風が吹くと、インフルエンザの季節がやってくる。従来のインフルエンザ治療薬で主流だったのは「ノイミニダーゼ阻害薬」という薬。商品名でいえば、内服薬の「タミフル」、吸入薬では「リレンザ」と「イナビル」が処方されていた。それが昨年3月に「選択的キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬」という内服薬(商品名ゾフルーザ)が発売され、一気にシェア1位となった。

 従来の薬と新薬では何が違うのか。呼吸器内科「池袋大谷クリニック」(東京都豊島区)の大谷義夫院長が説明する。

 「タミフルなどの従来の薬は、細胞の中で増殖したウイルスが細胞の外に出るのを阻害します。一方、ゾフルーザはウイルスが細胞の中で増えるのを直接抑えます。そのため体内からウイルスが消えるまでタミフルは約72時間ですが、ゾフルーザは約24時間と早い。また、タミフルは1日2回(2錠)、5日間服用しますが、ゾフルーザは1回(2錠)の服用で済むところが大きく違います」

 薬を飲む回数が減れば、飲み忘れも減る。ただし、症状が完全になくなるまでの時間は、タミフルもゾフルーザも約54時間で同じという。

 吸入薬のリレンザは、朝晩の2回吸入し、5日間続ける。イナビルは1回の吸入で終わるという使う回数に違いがある。吸入薬は胃腸症状が強く、吐いてしまうような症例に向いている。それとイナビルは1回で済むが、吸入の仕方が悪いと効果が出ない。吸入力の弱い高齢者などは複数回吸入するリレンザの方が向いているという。

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