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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】東京は「救急搬送時間」全国ワースト 救命医療は一般住民による協力も重要 (1/2ページ)

 厚労省は9月9日を「救急の日」としています。自分や家族に命にかかわるような緊急事態が起きたときに役に立つのが救急医療です。日本では119番をすれば、どこでも救急車が無償で駆けつけてくれます。

 その救急車の搬送時間が遅くなっています。救急患者の搬送時間は、救急車が現場に到着するまでの時間と現場から病院に到着するまでの時間のことです。もっとわかりやすくいうと、119番してから医師に引き継ぐまでの時間ということになります。

 その搬送時間が1997年には26分でしたが、最新のデータをみると39・3分ですから、この20年間で13分も遅くなってしまいました。その理由は簡単で、97年には全国で348万件ほどだった救急車の出動回数が、2017年には634万件と1・8倍に増えたからなのです。

 さらに、この搬送時間には地域によってかなり差があります。消防庁のデータによると、全国でもっとも時間がかかるのは、驚くことに、医療施設が十分にあるはずの東京が50分と全国平均より10分も遅いのです。

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