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【マンガ探偵局がゆく】「巨人の星」川崎のぼるの怪奇マンガ! 江戸川乱歩を彷彿させる復讐譚「死神博士」 (1/2ページ)

 これが掲載されるとき、ジャイアンツはセ・リーグ優勝へあと数歩。今回はジャイアンツに少しだけ関係がある依頼だ。

 「小学生時代の曖昧な記憶で恐縮ですが、マンガを探してください。『週刊少年マガジン』で川崎のぼるさんの『巨人の星』が始まったばかりのころ、別の雑誌で川崎さんが描いていた少年探偵団風の怪奇マンガのことを知りたいのです。その頃、マンガ雑誌は同級生から借りて読んでいたので、確認する術がありません。試しに当時の同級生に久しぶりに電話したら、“覚えてないなあ。お互い古いことは忘れる年だし”と冷たい返事。記憶がしっかりしてるところを証明したいので調査よろしくお願いします」(公務員)

 梶原一騎・原作/川崎のぼる・マンガの「巨人の星」の連載が『週刊少年マガジン』で始まったのは1966年6月。当初はプロ野球シーズンが始まる4月からスタートする予定だったが、作画を依頼された川崎が、野球の知識がないことや多忙を理由に渋ったために2カ月遅れになったという。

 当時の少年雑誌を調べてみると、川崎は3月から7月まで『少年サンデー』に「死神博士」というサスペンスミステリーを連載していたことがわかった。

 内容は、復讐譚だ。無人島の古代遺跡で財宝を発見した神谷博士が、欲に目がくらんだ3人の助手に殺害される。3人は山分けした財宝で地位と財産を手にしたが、13年後に死んだはずの神谷博士からの脅迫状が届く。

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