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【ドクター和のニッポン臨終図巻】現場目線で教育改革と女性の健康問題に取り組み 衆院議員・宮川典子氏、議員生活の半分は「がん治療」受けながら… (1/2ページ)

 先の内閣改造で、元アイドルで当選一期の議員が内閣府政務官に抜擢(ばってき)されたことで、「本当に大丈夫なのか…」と首を傾げている国民も多いようです。

 政務官とは、大臣(内閣府では内閣官房長官又は特命担当大臣)の下で、国会との交渉や政策の企画などの政務を担当する重職です。知名度よりも、実力がものをいうポストであるはず。

 一昨年、文部科学政務官を務めたこの人は、知名度はそれほどではありませんでしたが、その仕事ぶりには定評がありました。自民党衆院議員の宮川典子さんが、9月12日に都内の病院で亡くなりました。まだ40歳という若さでの旅立ち。死因は乳がんとのことです。

 山梨県出身の宮川さんの実家は、教職一家。御自身も山梨学院大学付属中学高等学校で5年間、教鞭(きょうべん)をとっていました。

 しかし、その間に生徒が2人自殺。2人とも、「この国は努力をしても報われない」という趣旨の遺書を残していたことから、教育改革に身を捧げようと決意。松下政経塾で学び直し、政治家に転身したといいます。

 あるインタビューでは、「その15歳の訴えの答えを見つけるために、自分はこうして政治活動をしている」と語っておられました。

 事務所の発表によれば、宮川さんは3年半ほど前に乳がんが見つかったとのこと。初当選は、2012年ですから…議員生活の半分ほどは、がん治療を受けながらだったはずです。

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