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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】低すぎる「食糧自給率」と高すぎる「食品ロス」 日本に求められる“相反する課題”解決 (1/2ページ)

 日本の食糧自給率は、国際的にみてもかなり低いといわざるを得ません。しかも、この食糧自給率が年々低下しているのです。

 日本の食糧自給率をカロリーベースでみると、1965年には73%だった食糧自給率が、2017年には38%とほぼ半分になりましたし、生産額でみても86%から66%に落ちています。

 食糧自給率を国際的に比べてみると、カロリーベースではカナダが264%、オーストラリアが223%、アメリカが130%、フランスが127%ですし、生産額ではカナダが121%、オーストラリアが128%、アメリカが92%、フランスが83%です。ドイツでさえカロリーベースで95%、生産量で70%と日本を上回っています。

 こうしたことから、日本の食糧自給率の低さは安全保障という点でも問題があるといわれています。

 こうした一方で日本は食品ロスという問題を抱えています。食品ロスというのは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。日本では2016年に年間643万トンの食品が廃棄されているのです。この数字は国民1人当たりにすると、まだ食べられる食品が50キログラム以上も捨てられていることになります。

 買いすぎて使い切れずに捨てられた食品、賞味期限や消費期限が過ぎたために捨てられた食品、調理のときに食べられる部分なのに捨てられる食品、そして食べ残されて捨てられる食品などです。この数字は世界の食糧援助送料のほぼ2倍になります。

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