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【阿部亮のつぶやき世界一周】地上の食物連鎖に不可欠…「土」はどうやって作られるのか?

 森や畑や田んぼにあり、植物には不可欠の土。その土は、どうやって作られるのか?

 46億年前、誕生直後の地球は、溶けたマグマで覆われた灼熱(しゃくねつ)の星。それが2億年かけて冷えて、水蒸気が雨となって降り注いだ結果、海が誕生した。

 その海の中で生物が誕生したのが38億年前。そして植物が陸上に進出したのが5億年前。当時の地上は、マグマが固まった岩石や噴火した溶岩、それが細かく砕けた、砂や粘土に覆われた荒涼とした土地だった。

 そんな環境で、植物は必死に光合成をして、酸素を造りながら自身を根・茎・葉へとより複雑な構造に進化させながら、藻→コケ→シダへと進化した。そして植物のおかげで、地上が他の生物の生存可能な環境へと改変された。4億年前に昆虫が、3・6億年前に陸上脊椎動物の祖先の両生類が地上に進出した。

 以降、植物も昆虫も動物も、それぞれが複雑に関連しながら進化し、地球は(1)無機物から有機物を造る植物「生産者」(2)他の生物を食べて有機物を取り入れる「消費者」(3)生物の死骸や排出物に含まれる有機物を無機物に分解する「分解者」-の3種類で生態系が形成された。

 そして、落ち葉や枯れた植物、生物の遺骸などを砂や粘土とともに受け止めて、土壌生物(モグラ、アリ、ミミズ、ムカデ、ダンゴ虫、ダニなど)が、次々に細かく分解し、最終的に微生物が有機物を無機物化する場所が「土」となる。

 その土の中の窒素、リン酸、カリなどの無機物を植物が栄養として、使って育つことで地上の食物連鎖が始まる。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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