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【モテる体をつくる】断食とは違う「ファスティング」で体の土台を作る 代謝酵素を活性化、汚れた細胞をリセット (1/2ページ)

 今週と来週は筋トレの時に意識してほしい栄養について解説します。まずは、最近注目されていて、みなさんにもお薦めしたい「ファスティング」について紹介します。

 ファスティングと聞いて「断食でしょ」と答える人は多いかもしれません。しかし、これは断食とは異なります。前回も述べたように、食べないで痩せることは体にたくさんの悪影響を引き起こします。まったく食べないのではなく、ある一定期間、固形物を摂取せず、酵素や必要な栄養は摂取しながら疲れた消化器官を休ませ、腸内環境を整え、アミラーゼやリパーゼなどの消化吸収するための酵素は温存させる。これにより停滞していた代謝酵素を一気に活性化させ、毒素の排泄(はいせつ)力を高め、汚れた細胞をリセットする。それがファスティングです。

 ファスティングは海外ではかなり研究が進んでいます。アメリカやドイツなどではしっかりとしたエビデンス(医学的根拠)が取れ、保険適用もされています。

 2016年、東京工業大学の大隅良典栄誉教授は「オートファジーのメカニズムの発見」によりノーベル医学・生理学賞を受賞しました。オートファジーとは、酵母や植物、動物など、すべての真核生物に備わっている細胞内の浄化・リサイクルシステムのことです。

 細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、さらには細胞内に侵入した病原性細菌などを分解して浄化することで、さまざまな病気から生体を守っています。

 このオートファジーは普段も働きますが、空腹の時、つまりファスティング時により活性化することがわかりました。ファスティングをすると、体中の細胞が新たに上質の新しい細胞へと生まれ変わるのを促進するというのです。

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