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【教えて!愛先生の漢方相談】季節の変わり目に弱い人は「衛気」を補おう! (2/2ページ)

 ◆漢方で考える免疫の低下

 漢方では、「気」「血」「水」が健康のために欠かせない物質であるとされていますが、中でも「気」が免疫の働きを担っています。気にも種類があるのですが、「衛気(えき)」という種類の気に防御作用があります。季節の変わり目に風邪をひく人は「衛気」が不足しているといえます。そこで、体調を崩しやすいこの時期には、体を防御する「衛気」をサポートする免疫力を高め、抗菌・抗炎症作用のある食材を取り入れていきましょう。

 ◆この時期に風邪を予防する食材

 季節の変わり目に弱い人は、防御作用を高めるべく「衛気」を助ける食材が必要です。薬味、スパイス、ハーブ、アブラナ科の野菜などが良いでしょう。これらは、メイン食材というよりも和えたり添えたりするものに使われます。ですから、いつもの食事にちょい足しするだけで、抵抗力を高める食事に変化させることができます。

 食材としてはネギ、にんにく、わさび、ショウガ、玉ねぎ、バジル、カレーパウダー、シソ、ミント、唐辛子、山椒、パセリ、パクチー、ミョウガ、ルッコラ、わさび菜、ブロッコリーなどがあります。よく目にする食材ですが、脇役だけに残してしまうことも多いのではないでしょうか。この時期は薬味を意識して多めに食べるようにしましょう。

 また、食事に添えられたしそやネギ、パセリ、ルッコラ、ブロッコリーなどもしっかり食べるようにしてみましょう。ちょっとした意識が、季節の変わり目に強い体力づくりを後押しします。

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が発売1カ月で、7万部超のベストセラーに。

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