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【食と健康 ホントの話】「白カビチーズ」食べて認知症予防 (1/2ページ)

 転倒や寝たきりの原因となり、健康寿命を縮める認知症は、だれもが避けたい病気だ。

 いくつかある認知症の種類の中で、患者数が最も多いのがアルツハイマー型だ。脳内に「アミロイドβ(ベータ)」というタンパク質が沈着し、神経細胞を萎縮させることが、発症の1つの原因と考えられている。

 アミロイドβという老廃物を除去する、脳内の免疫細胞の一種、ミクログリアがしっかり働いていれば沈着することはない。しかし除去しきれないほど沈着すると、神経細胞の情報伝達が正しく行われなくなり、認知機能や記憶が衰える。

 認知症、アルツハイマー型の研究は世界各国で行われており、解明はされていないながらも、食事、運動を見直し、認知トレーニング(脳トレのようなもの)を行い、生活習慣病などの既往歴の管理、治療を、どれか1つではなくすべて、あるいは複数行うことで、認知機能の向上につながることがわかっている。

 それでも、食事内容は認知症に大きく関わっている。東京都健康長寿医療センター研究所の金憲経研究部長は、2017年に東京都に住む65歳以上の女性1035人に対して、食事摂取頻度と認知機能との関連性を検討するために調査(聞き取りを含む)を行った。そこで、チーズを毎日食べている人、とくに、カマンベールなどの白カビタイプを食べている人が、統計学上有意に認知機能が保たれていることが分かったと、第74回日本体力医学会大会で発表した。

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