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【松浦達也 肉道場入門!】これぞ庶民の味! 大阪・難波の「肉うどん」 (1/2ページ)

★絶品必食編

 前回紹介した大阪名物の「肉吸い」。もっとも本当の庶民の味はと言うと「うどん」だ。そもそも「肉吸い」も「肉うどんのうどん抜き」という注文から生まれた。

 そして大阪の難波にはひっきりなしに客が訪れる立ち食いうどん店が何軒もある。

 なかでも難波南海通りにある「なんばうどん」はかけが170円という激安価格。何十年、時代を間違えているのかと思えるほどで、肉うどんの380円が高く見えてしまうが、この肉うどんの380円も相当に安い。

 というのも、ここは「肉と言えば牛」の大阪。「肉うどん」に使われるのも当然のように牛肉である。

 回転の早いスタンド形式だから、麺はもちろんゆで麺だが、肉うどんの肉は注文ごとに玉ねぎとともに小鍋で煮立て、うどんが待ち受けるつゆの海へとダイブさせ、青ねぎがこんもりと盛られる。

 つゆも昆布とかつおがきっちり効いた大阪の味。関西の王道、ヒガシマルの薄口がばっちり味を決める。

 やさしいコシのうどんに、しっかりだしの効いたつゆ、そして注文ごとに手をかけられた牛肉の具。この一杯が380円とは、何というきっぷのよさ。難波で少し時間が空くと、ついつい寄ってしまう。

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