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【ドクター和のニッポン臨終図巻】趣味の日本刀と酒の傍で…「男の孤独死」が悲しいとは限らない 元祖カリスマ予備校講師・佐藤忠志さん (1/2ページ)

 「変わり果てた姿」という言葉が、日本人は好きなようです。自分よりも成功した人間や美しかった人が堕ちたり老いていく姿に、さもしくも人間は、ほんの少しの快楽を覚えてしまう生物です。

 この人の訃報が流れた夜、年若い友人たちと夜中まで飲んでいました。見てください、こんなに変わり果てちゃって…とスマホで最近の写真を見せられました。

 「驚くほどの写真か? みんな老いて死ぬときはこんなもんやろ」

 という私の言葉に、彼らはぽかんとしていました。まだ40代で健康な彼らには想像がつかないのかもしれません。しかし、人生において免れることのできない4つの苦悩、「生老病死」とはすなわち、肉体が枯れゆく旅。足し算だった人生が、年齢とともに引き算の人生に変わっていく。元気溌剌でピチピチのまま死んだ人がいたら、お目にかかりたいものです。

 元祖カリスマ予備校講師、金ピカ先生こと佐藤忠志さんが、9月24日の朝、都内の自宅で冷たくなっているのを地域包括支援センターのスタッフと警察が発見。68歳でした。死因不明のため、司法解剖が行われるとの報道です。

 2年半前に夫婦げんかをして妻が出て行ってからは一人暮らしでした。しかし、「妻は私が暴力を振るうと嘘をついたり、勝手に愛車を解約したので未練はない」とも話していたようです。

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