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【“口腔の虚弱”オーラルフレイルを防ぎ要介護を遠ざける】「パタカ」の発音で「舌口唇運動機能」のトレーニング 専門家「唇や舌の細かい動きの能力は、『滑舌』で判断できる」 (1/2ページ)

 加齢とともに口の機能が衰えていく「オーラルフレイル(口腔の虚弱)」。最近、「食べこぼしが多くなった」「滑舌が悪くなった」と感じていたら、舌や唇の動きが低下している可能性がある。

 食べ物を口にしてかんでいるとき、食べものが口からこぼれないように唇をしっかり閉じ、唇や舌、頬を巧みに動かしてかんでいる。この舌口唇運動機能が低下すると、食べ物が口からこぼれたり、食べ物を口の中でうまく動かせず、口の中に残ったりする。

 舌口唇運動機能低下を調べるには、高齢者歯科の検査では「パ」「タ」「カ」のそれぞれの音節を連続で発音し、専用の機器で1秒間に6回以上発音できるか計測する。昭和大学歯科病院・高齢者歯科診療科の佐藤裕二教授が説明する。

 「唇や舌の細かい動きの能力は、『滑舌』で判断できます。『パ』は唇の動き、『タ』は舌先の動き、『カ』は舌の奥の動きのスムーズさが分かります。しかし、家庭で1秒間の回数を計測することはできませんので、『パタカ』の連続音を10回発音し、その時間をストップウオッチなどで測ってみてください。6秒未満で発音できれば合格です」

 6秒以上かかるようなら、この「パタカ運動」を1日数回行うことを習慣にするといい。舌口唇運動機能のトレーニングになり、慣れてくると滑舌が良くなるという。

 舌は筋肉の塊なので、足や腰の筋肉と同じように鍛えていなければ衰える。別項のような舌のトレーニングも可動域が高まり、舌の動きが良くなるので日課にするといい。

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