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【教えて!愛先生の漢方相談】“眠れぬ夜”は自律神経を整えて! ゴマや小魚「丸ごと食べる」食材で血を補う (2/2ページ)

 ◆漢方で考える不眠とは

 漢方医学では、睡眠の質が悪い状態を「血虚(けっきょ)」と呼びます。「血」は、頭を使ったり、心を安定させたりするときにも使われます。そのため、不眠を感じるときには、同時に集中力の低下、思考の低下、情緒不安定などの不調を感じやすくなる可能性があります。これに、睡眠不足による疲労も重なるとさらにつらいですよね。そこで、「血」を補う食薬習慣をとりいれていきましょう。

 ◆血を補うために良い食材

 睡眠の質を上げるためには「血」を補う食材が必要です。栄養素としては、鉄、ビタミンB群、タンパク質などが該当します。これらを同時に摂ることができるのが、殻や皮、頭から尻尾まで生きていたままの姿を丸ごと食べることができる食材です。たとえば、ししゃも、小魚、小エビ、豆、玄米、ゴマなどが該当します。丸ごと食べることができる食材は、生命維持のために必要な栄養素がギュッと詰まっていると言われています。不眠が続くときのメニューを選ぶポイントとして、「丸ごと食べる」ということを、ぜひ覚えておいてくださいね。=おわり

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、発売1カ月で7万部超のベストセラーに。

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