記事詳細

【食と健康 ホントの話】食後の異常疲労や眠気は「小麦粉」のせい? 専門家「グルテンフリーを3週間試して」 (1/2ページ)

 世界ランクのトップをキープし続ける偉大なテニスプレーヤー、ジョコビッチ選手(32)が実践していることで話題となった「グルテンフリー」という食事法。一時期、身体パフォーマンスをアップしたり、無理のない減量が期待できたりする健康法として、世界中に広まった。

 グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などの穀物に含まれる2種類のタンパク質が、水分を吸収して絡み合ってできたもの。うどんやパンをこねると弾力や粘着力が生じるが、それがグルテンの正体だ。

 このグルテンを摂らない食事法は、本来はセリアック病やグルテン過敏症、小麦アレルギーなどの「グルテン関連疾患」のためのもの。とくにジョコビッチ選手が罹患しているセリアック病の患者は、生涯にわたってグルテンを一切含まない食事をする必要がある。

 セリアック病の罹患率は、欧米では1%程度で、日本では不明だ。腹痛や下痢などの消化器症状とともに、貧血や皮膚炎、慢性疲労、頭痛、抑うつなど、全身の多岐にわたる症状が現れる。

 100人に1人いるかいないかの病気の人のための食事法が、病気ではない多くの人に流行すると、逆に健康の問題、栄養の問題が生じる恐れがある。そのことが知られるようになり、近年流行は下火になっている。

関連ニュース