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【大崎裕史 麺喰いにつき】「TETSU」創業者が新店で復活! 鶏とシイタケの個性派スープ「伊蔵八の中華そば」 (2/2ページ)

 基本メニューの「伊蔵八の中華そば」は懐かしくもあり、新しくもある。スープのベースは鶏とシイタケ。シイタケは昔から隠し味として使われていた食材だが、ここまで前面に出したのは珍しいのではないか。店内はシイタケの香りで充満している。

 シイタケ嫌いだった昔の私だったら店内に入ることすら、辛かったかもしれない。10年前くらいからシイタケ嫌いも克服し、今では焼鳥屋さんでシイタケ串を追加で頼むほど好みに変わった。

 具はチャーシューと九条ネギ。「伊蔵八」のラーメンにはメンマがない。小宮さんのラーメンにメンマの香りが合わない、と判断したようだ。

 シンプルな具ではあるがカウンターに「お好み」でキクラゲと激辛ニラが用意されている。スープは鶏に煮干しやシイタケを効かせ、醤油をキリッと立たせている。

 新しい食材を使うわけではなく、それでいて個性を出している。祐天寺同様、駅前出店なので多くの人に食べてほしい。そんな考えの元で創り上げたラーメンなのだろう。

 麺はカネジン食品製の低加水麺でスープを良く吸って、どんどん変わっていく。この変化も楽しい。駅前の新店ということで注目を浴びており、人気になることは間違いないであろう。

 他のメニューももちろん、多くの人に食べてもらえる味わい。新しい麺メニューの準備もあるようなので楽しみ。LINEでこの店と友達になるとサービスもある。

 ■ラーメン耳寄り情報

 中華そば つけめん 伊蔵八本店(西日暮里駅前) 写真は卓上にあるキクラゲと激辛ニラを自分で盛り付けたもの。激辛ニラは少しだけ入れたつもりだったが、これでも相当辛いので辛党以外は量に注意。キクラゲは食感が良く、ぜひ合わせてほしい。西日暮里の人気店になるのは間違いない。

 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2019年6月現在で1万2500軒、2万5500杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。

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