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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】開胸手術と血管内治療の双方で高い実績 埼玉医科大学国際医療センター心臓血管外科教授・朝倉利久さん (2/2ページ)

 「最初はあまり興味はなかったが、やってみると難しい。やるなら真剣にやろうと考えて本腰を入れるようになりました」。高度な専門特化が進む医療界において、開胸手術と血管内治療の双方で高い実績を残す医師は少ない。それだけに「どちらでも対応できる」朝倉医師の存在は貴重だ。

 「血管内治療の限界を知り、万一の時には自分でレスキュー(血管内治療から開胸手術への移行)ができるのは強味だと思うし、手術の安全性を高める上でも役立っていると思います」

 そんな朝倉医師の元には、精度の高い心臓血管手術の技術習得を目指す若い医師が全国から集まって来る。

 「今後はハイボリュームセンターとしての役割を果たすべく、医師の育成にも力を入れていきます」

 診療と教育の両面で、忙しい日々が続く。 (長田昭二)

 ■朝倉利久(あさくら・としひさ) 1960年、米ボストン生まれ。85年、旭川医科大学卒業。86年、カナダ・マクギル大学モントリオール総合病院リサーチフェロー。89年、筑波大学大学院修了。日立製作所日立総合病院、筑波メディカルセンター病院、筑波大学附属病院、心臓血管研究所付属病院を経て2002年、埼玉医科大学総合医療センター講師。同大学病院講師、同大国際医療センター心臓血管外科准教授を経て、18年から現職。日本胸部外科学会指導医、日本外科学会指導医、心臓血管外科専門医、腹部ステントグラフト・胸部ステントグラフト指導医他。趣味は「健康管理とマッサージ」。

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