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【マンガ探偵局がゆく】80年代のアイドル映画の原作マンガ 甘酸っぱい初恋を描いた村生ミオ「胸さわぎの放課後」 (1/2ページ)

 学生時代に見た映画の原作マンガを探してほしいという依頼だ。

 「会社の同期3人で飲んだとき、3人とも高校時代にカンフー映画が大好きだったとわかり盛り上がりました。忍術を使う真田広之が仇討のため中国に渡るという香港映画があったな、という話が出たとき、“あの映画は同時上映のアイドル映画も良かった。たしかマンガがもとだったはず”とひとりが言いだしました。私はまるで覚えていないんですけど、なんというマンガだったんでしょう。彼もタイトルは忘れたみたいなので、調べてください」(54歳・万年課長)

 真田広之が忍者になった香港映画といえば「龍の忍者」(1982)だ。真田にとっては海外進出第1作。彼の日本人離れした体術と、オープニング場面の、忍者が集団で砂浜を走り、石垣を駆け上がり、土に潜るという連続アクションがかっこいいと評判になった。

 日本公開は82年4月。配給は東映で併映作品は、TBSテレビのドラマ「3年B組金八先生」で売り出したばかりのひかる一平とスクールメイツ出身の坂上とし恵(現在は野々村俊恵)が共演した青春映画「胸さわぎの放課後」だ。つまり、依頼人が探しているのはこの映画の原作。81年から83年まで『週刊少年マガジン』に連載された「胸さわぎの放課後」ということになる。

 高校生の桑田一平と沢田知佳の甘酸っぱい初恋を描いたロマコメ・マンガだ。

 明るく元気でちょっとドジな知佳から着替えをのぞいた犯人と間違えられた一平。しかし、一平はそんな知佳の存在にドキドキ。

 やがて交際を始めキスも経験したふたりだが、周りには交際を内緒にしているために、さまざまなハプニングが…。

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