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もう痛い注射しなくてもいい!? 「鼻に噴射」でインフル予防…従来に比べて高い効果が期待! 近く国へ承認申請

 鼻にスプレーするだけで、インフルエンザの感染を防ぐ国産の経鼻ワクチンを大阪府吹田市の阪大微生物病研究会が開発した。人に予防接種して安全性と有効性を調べる治験が今年7月に終わり、近く国へ承認申請する。従来の注射に比べて高い効果が期待できるという。

 経鼻ワクチンはすでに米国で広く使われているが、国産品は初。承認されれば、数年後に痛みを伴う注射をしなくても、インフルエンザを予防できる時代が来るかもしれない。

 申請するのは、病原性をなくしたウイルスを利用した不活化ワクチン。細いスプレー容器に入ったワクチンを鼻に差し込んで噴射する。国立感染症研究所で先行して行われた臨床試験では、複数回投与すると、ウイルスを攻撃する抗体が働くことが確認できた。

 従来の注射するワクチンは体内に入ったウイルスによる重症化を防ぐのが目的で、感染は食い止められなかった。これに対し経鼻ワクチンは、ウイルスが体に入る際に通る気道の粘膜のバリアー機能を高めるため、感染防御ができると考えられている。また流行したウイルスのタイプが予想と違った場合でも効きやすいとの研究結果もある。

 国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの長谷川秀樹センター長は「痛みがなく簡便。お年寄りや乳幼児の使用にも向いている」と話している。

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