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【ベストセラー健康法】あなたの医療の“常識”は非常識かもしれない!? 専門家が明確な解説で伝える『最新 病気の常識』 (1/2ページ)

 日進月歩の医療界では、少し前まで「夢の治療」と考えられていた医療技術が、すでに現実のものとして臨床導入されている。しかしその一方では、昔ながらの言い伝えもあれば、何となく怪しげな治療法も乱立。それぞれが「これがホント!」と言い張る中で、患者はどれを信じていいのか分からなくなる。

 玉石混交の情報過多の中、大切な健康を守るためには、医療を受ける側が「正しい目」を持つ必要がある。

 そこで乗り出したのが、メディアにもたびたび登場する循環器科医の池谷敏郎医師。上梓した著書が、『最新 病気の常識』(祥伝社黄金文庫)。

 その名の通り、あたかも“常識”としてまかり通っているものの、専門家から見れば非常識とされる医療界の話題を、明解な解説で伝える。

 たとえば、「アンチエイジングにはポリフェノールを含む赤ワインがいい」と思い込んでいる人は少なくない。しかし著者は、「赤ワインを飲んでいれば自動的に健康になるわけではない」と釘を刺す。

 「ポリフェノールを摂りたいならトマトを食べながら白ワインを飲んでも同じこと。妙な常識や固定観念にとらわれてする食事ほどばかばかしいものはありません」

 一方で、積極的に摂ることで本当に病気予防につながる食材もあるという。ブロッコリーとその新芽のスプラウト、それにニンニクだ。これらはアカデミックな研究で強力な抗酸化作用が認められているので、「ブロッコリーとニンニクを炒めて、そこにスプラウトを振りかければ、がん予防の決定版のような一品料理が出来上がる」という。

 がん、心筋梗塞、脳卒中、肺炎、糖尿病など病気ごとに章立てされ、それぞれにまつわる“常識”の真偽を、折々の時事ネタを交えて解説する。

 インフルエンザの流行が今年は早まっている。本書では著者の感染予防法も明かされている。自身のクリニック内での取り組みはもちろんだが、外出時の感染防止への姿勢が興味深い。

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