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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】「四十がったり」きっかけに健診を! 40代から急激な老化…医療データでも裏付け

 昔から「四十がったり」という言葉があります。四十の坂を越すと、体力も急激に衰え、病気にもなりやすいという意味です。この言葉は人生50年の時代にいわれたものですが、人生80年となった現在でも意味のあるものです。

 現代人でも40歳を超えると「厄年」ということを思い出すのではないでしょうか。男性なら25歳、42歳、60歳、女性は19歳、33歳、60歳が厄年とされ、とくに男性の42歳、女性の33歳は「大厄」といわれています。

 私たち人間は40代に入るころから、急速に老化が進みはじめます。これは医学的なデータからも明らかで、糖尿病、高血圧といった生活習慣病、さらに、肝臓の機能をチェックするAST(GOT)の数字も、女性の場合は30代、男性は40代を過ぎた頃から急速に異常が増えます。

 ある健診センターのデータによると、女性の血圧は30歳では0・5%しか異常がみられませんが、33歳になると0・9%と100人に1人が異常になります。男性は40歳で1・9%だった異常が50歳では5・4%に上昇します。

 日本では酒の付き合いが多いようです。週に何回もの付き合い酒が続くと、肝機能をチェックするASTが心配になります。また、日本の男性の31%は肥満ですから糖尿病の指標となる血糖値も気になります。

 男性のASTをみると30歳以下だと0・2%しか異常がないのに、49歳では2・1%と10倍に増えます。血糖値も30歳以下だと異常は0・2%ですが、45歳になると3・5%と17倍になります。

 現代の「四十がったり」や「大厄」の意味は、厄払いをするだけでなく、生活習慣病の健診を受けるべきということになります。40代は人生でもっとも忙しい年代なのですから、「四十がったり」などと言っていないで、これからの人生に向けて自分の健康に注意することが大切になります。

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