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【週末、山へ行こう】山から海を眺める、三浦半島最高峰! 大楠山(湘南三浦) (1/2ページ)

 冬の初め、天気がよさそうだと思ったら、三浦半島の山をぼんやりと頭に思い浮かべる。山を登って海の景色を楽しむ。この時季は眺望に恵まれる日が多い。暑い時季は霞がかかったような日が多いし、寒ければ寒いほど空気が澄んでよいのかと思いきや、時間がたつと遠方がうっすら雲に覆われて見晴らしが悪くなってしまうことが多い。

 三浦半島の山の中でもとくに眺望がすばらしいと思うのが大楠山だ。標高は241メートル、実は三浦半島の最高峰。山頂は360度の展望。防寒具などを着て暖かい格好をして、ゆっくりお茶などしながら景色を楽しみたいものだ

 山頂では必ず展望台に登らなくてはならない。細いらせん階段で、登るのにちょっと躊躇(ちゅうちょ)をするかもしれないが、最高所からの眺めは文字通どおり「さえぎるもののない展望」。高所恐怖症で高いところはちょっと無理という人も、階段を少し登ってビューハウスの上まで行くことができれば一気に景色が開ける。

 三浦半島の形が美しい。海の向こうに伊豆大島が大きい。冬は頭に雪をかぶった富士山がひときわ大きく、箱根の山々や伊豆半島、房総半島も眺められる。とはいえ、風の強い日などは展望台のゲートが閉まって登れないこともある。今日は大丈夫だろうか、いつもちょっとした運試し気分を味わう。

 春の初めにこの山を訪れる楽しみが、山頂直下の菜の花畑。鮮やかな黄色の菜の花が絨毯のように広がり、その周りには早咲きのサクラが濃いピンク色の花を咲かせている。もう春が来るんだなあと幸せな気分になる。

 山頂に向かうハイキングコースは4本あり、それぞれ変化に富んでいる。私が好きなのは、最短で山頂に立てる阿部倉温泉方面からのルートと、前田橋バス停からスタートするルート。前者は、登山口までは里山風景が心地よく、山道に入ってからは常緑樹やシダ植物がジャングルを思わせる風情で楽しい。後者はやや行程が長いものの、最初の前田川沿いの遊歩道が、ところどころ飛び石があったりしておもしろい。訪れるときは阿部倉から登り、前田橋に下山することが多く、バス停近くにある手作りジャムの店に立ち寄るのが定番だ。

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