【中高年の婚活Q&A】亡き妻の両親に再婚をどう知らせる? お墓の問題など…しっかり考えている姿勢を示し、誠意をもって報告
【今週のギモン】 亡き妻の両親に再婚をどう知らせる
【回答】お墓の問題など、亡き妻のこともしっかり考えている姿勢を示し、誠意をもって報告する。
「亡き妻への遠慮もあって再婚話は受け付けないようにしていたのですが、やはり50を過ぎると寂しくもなり、再婚を考えるようになりました」
そう話すのは千葉県八千代市のFさん(52)。Fさんが妻をなくしたのは8年前のこと。子供たちは独立した今、再婚を現実のものとして考えるようになったと打ち明ける。
しかし、Fさんにはクリアしなければならない難問があった。それは妻の実家が近く、命日に妻の両親とともに墓参りに出かけるなど、いまだに付き合いがあることだった。
「再婚してもいいといわれてはいるんですが、はい、そうですかとはいかないですよ」
そうため息を漏らすFさん、実はもっか気になる女性がいる。相手はシングルマザーでFさんとの再婚を希望しているという。
「それで同僚や先輩に相談してみたんです。すると私と同じような体験をした人のアドバイスをいただけたんです」
そう喜ぶFさんの下した結論は、正直に両親に報告するということだった。
早速、新しいパートナーを伴って亡き妻の両親にあいさつ。それに先立ってお墓をどうするかも決めておいたという。
「妻の眠る墓とは別に新妻との墓を建て、私の骨は分骨してそれぞれの墓に入ることにしたんです」
このアイデアにご両親も納得。また、これまで通り命日には墓参りをすることを約束。あらかじめ、新妻にも快諾してもらったとFさんは笑みをこぼす。(久保範明)