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【BOOK】面白がる気持ちを突き詰めれば、ささいな出来事もエッセーに ハライチ・岩井勇気『僕の人生には事件が起きない』 (3/3ページ)

 ■文章を書くようになり漫才に変化 「ネタに余韻入れなくなった」

 --漫才にも変化が出たのでは

 「ネタには、なるほどと余韻を楽しむ部分を入れないようになりました。つまりエッセー風にならないようにしていますよ。お笑いは、ただただ笑えるだけでよくて、ネタの中には余韻などは必要ないわけですからね。エッセーを書き始めたせいか、ネタについ入れたくなるんですが、それは危険なこと。でも文章は芸と違いその場で結果を求められませんね。ある部分、真面目で、別なところではキザに書いていようが、全体的に面白いものになっていればいいんです」

 --続編も期待されます

 「いまは文章を書くことを楽しめている状態。続けていきたいという気持ちはあります。(小説家の)羽田圭介さんが、僕のエッセーは小説として世に出してもいいと思うと言ってくださったので、本気で小説も書いてみたいです」

 ■あらすじ 30代、独身ひとり暮らし。芸能人ながらキラキラした毎日とはほど遠い。お取り寄せ商品の段ボールに埋もれ、たいした出来事も起きない日々を送っている。しかしそれ自体が実は事件だった。日常を独自の視点から描く25編のエッセー。自筆イラストも満載されている。

 ■岩井勇気(いわい・ゆうき) 1986年7月31日生まれ、埼玉県出身。お笑いタレント、MC、ボーカル、俳優。幼稚園からの幼なじみだった澤部佑と2005年にお笑いコンビ「ハライチ」を結成。ボケ担当でネタも作っている。ボケ倒して笑いを増幅させる“ノリボケ漫才”で注目を浴び、09年「M-1グランプリ」の決勝に初進出してブレーク。「おはスタ」(テレビ東京系)、「ハライチ岩井勇気のアニニャン」(TBSラジオ)などレギュラー番組多数。アニメと猫が趣味。特技はピアノ。本作が初の著作となる。

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