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【人とペットの赤い糸】ペットと「暮らさない」世帯数上昇 「2019年全国犬猫飼育実態調査」 (1/2ページ)

 ペットフード協会は、2019年全国犬猫飼育実態調査結果を23日に発表した。調査対象は全国の20歳から79歳の男女5万サンプル。主な結果を2回に分けて紹介したい。

 猫の頭数は17年に犬の頭数を上回ってから4年連続で増加し、前年比1.3%増の977万8000頭だった。一方、08年の1310万1000頭をピークに減少している犬の頭数は、今年も前年比1.2%減の879万7000頭だった。筆者が同協会会長時代に長期予測した数字とほぼ同じで、犬の頭数は減少している。毎年40万~50万人減少している人口を考慮すると、少子化問題と同様、このまま適切な施策を講じないと、遠くない将来、犬の頭数は半減すると見込まれる。

 猫の飼育率はやや減少し、9.69%だったが、世帯当たりの平均飼育頭数はやや上昇し、1.77頭となった。犬の飼育率は4年連続減少(12.55)、世帯当たりの飼育頭数は1.23頭となった。直近5年で犬の飼育率低下が最も顕著なのは、50代(17.5%→14.2%)、次いで60代(15.6%→13.2%)。70代では特に変化はなく、10.4%だった。

 高齢化で猫を飼育する高齢者が増える傾向があり、70代ではこの5年間で7%から7.9%に上昇した。「今後飼育してみたい」という飼育意向率では、猫・犬とも20~50代で減少傾向がみられるが、60~70代ではやや上昇傾向もみられる。高齢者のQOL(生活の質)を高めるためにペットと暮らせるインフラの整備が望まれる。

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