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【人とペットの赤い糸】譲渡に年齢制限設けている施設もあるが… 高齢者がペットと暮らす効用 (1/2ページ)

 日本におけるペットの保護施設によっては、60歳以上の方にはペットを譲渡しない年齢制限を設けているところがある。

 昨年7月30日に厚生労働省が発表した2018年の日本人の平均寿命は女性が87・32歳(世界第2位)、男性が81・25歳(同3位)だった。女性は6年連続、男性は7年連続で過去最高を更新。男女共に、3大疾患(がん、心疾患、脳血管疾患)による死亡率が改善した影響と見られている。

 ちなみに人の健康寿命は平均寿命よりも女性で約マイナス12歳、男性で約マイナス9歳となっているので、健康でペットが世話をできる年齢は、女性で約75歳、男性で約72歳ということになる。

 現在の猫と犬の平均寿命は、それぞれ15・03歳、14・44歳となっている。ペットの平均寿命を60歳にプラスすると、猫で75・03歳、犬では74・44歳ということになる。従って、保護施設では60歳からでは一生にわたってペットの世話ができないと判断しているようだ。

 しかしながら、60歳になった高齢者の平均余命は、女性が約29年、男性が約24年もあるので、女性は約89歳、男性は約84歳生存することができる計算だ。また、70歳になっても女性が約20年、男性は約16年の平均余命があるので、女性は約90歳、男性は約86歳生きることができる。健康寿命を考慮したとしても、犬や猫を一生に渡って、責任を持って世話をすることができるとみるべきだろう。

 さらに、米ロサンゼルスのアニマルシェルターでは高齢者がペットと暮らす効用を次のような10項目にして積極的に発信している。

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