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【ベストセラー健康法】発達障害の人と誤解なく接するには 岩波明氏『誤解だらけの発達障害』 (1/2ページ)

 ここ数年で広く耳にするようになった「発達障害」。イメージだけが先行して、「実際にはよくわかっていない」という人もいるのではないだろうか。そのような人こそ読んでみたいのが『誤解だらけの発達障害』(宝島社新書)。著者で昭和大学医学部精神医学講座主任教授の岩波明氏は、発達障害について多くの著書を持ち、発達障害研究の第一人者ともいえる存在だ。

 「メディアには発達障害に関する情報があふれていますが、中には首をひねるようなものも。本書は、発達障害に関する事実だけを明らかにすることを目的としており、原因、症状、発達基準、治療法など現時点での最新情報が知ることができます」(編集を担当した宝島社の宮川亨さん)  発達障害には、アスペルガー症候群を中心とする自閉症スペクトラム障害(ASD)、不注意で落ち着きがないなどの症状がある注意欠陥多動性障害(ADHD)、限局性学習障害(LD)といったさまざまな疾患がある。

 ASDは、相手の心情を表情や言葉のニュアンスから察することが難しかったり、場の雰囲気を感じ取ることができないなどの症状で知られる。そのイメージが強いからなのか、「KYな人=ASD」だと決めつけるケースも多々見られる。しかし、指摘を受けて専門外来を受診するも、周囲の思い込みだったり、生まれつき内向的な性格というだけのこともあるそうだ。実は、ASDの診断には、対人関係の症状だけでなく、特定の物事に執着するといった「こだわりの症状」を伴う必要があるという。

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