記事詳細

【大崎裕史 麺喰いにつき】忖度なしでおいしい老舗2軒! 「来集軒」と「福寿」 (1/2ページ)

 ある日の夜、宮城県からラーメン店主3人と関係者1人が来て都内のラーメン店主たちと一緒に飲み食いをした。その際に「都内のどこのラーメン店に行ったらいいか?」という話をして、最終的には「老舗に行きたいと思う」ということになり、何軒か候補を挙げた。

 そんな話をしていたら私自身が老舗に行きたくなった。そこで1950(昭和25)年創業の「来集軒」(浅草)に翌々日に行ったのだが、なんとその4人が食べていた(笑)。

 たまに王道の中華そばを出す店に当たったときに「昔懐かしい中華そば」と表現することがあるが、この店は約70年の歴史があるが「昔懐かしい味」ではない。他にないタイプの味なので今食べても新鮮なのだ。そしておいしい。こういう老舗を食べて「おいしい」と表現する際には、リスペクトの意味も含む場合がある。しかし、これもまたこの店に関しては、そんな忖度(そんたく)せずに「おいしい」と思う。

 もちろん若くてラーメンを食べ歩いている人に食べてもらって絶賛してもらえるかどうかまでは自信がないが、20年以上ラーメンが好きで食べてきた人ならここは間違いなくおいしいと思えるはず。

 スープは豚骨豚足鶏ガラにキャベツやニンジン、玉ねぎなども加え、甘味を出している。醤油ダレを効かせているのもクセになる。麺は今どき珍しいほどの縮れ麺でこの麺もいい。焼売も人気だがこの日は頼むのを忘れてしまったのでまた行かなきゃ。

関連ニュース