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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「挑む」》志望大学に挑戦する浪人生の皆さん、焦らないで (1/2ページ)

 大学受験シーズン真っただ中、志望校合格に向けてラストスパートをかける受験生たちに心からエールを送りたい。特に、浪人生は「後がない」と考えて気持ちばかり焦ってしまうかもしれない。だが、取材して驚いた。浪人や留年は、就職採用試験では特段不利に働くこともないようなのだ。

 私自身が大学受験をした年、2つ違いの親戚が2浪の受験生として志望校に挑んでいた。「何としても今年合格してほしい」といった思いを親族全員が持っていた。当時、3浪でもしたら就職できなくなるといわれていた。親戚は見事志望校に合格し、みんなが大喜びしたものだった。

 ところが、求人サイトを運営する会社の社長に聞くと、「浪人や留年をしているからといって、エントリー段階で落とされることはまずありません」。学生が入力するプロフィルにはそもそも、浪人や留年の有無どころか、年齢を書き込む欄がないという。

 社長の業界歴は約20年。その間「企業側から就活生の留年や浪人の有無を知りたいと言われたことすらない」という。20年ほど前、3浪以上すると就職できなくなると考えていたのは、思い込みだったのかもしれない。

 さらに、より偏差値の高い大学を卒業すれば就職も有利-といった常識も、過去の話になりつつあるという。

 かつて学歴が就職に直結した時代は高度成長期で、情報処理能力が問われる仕事が多かった。学歴の高い人材はそうした能力にたけているため評価されたという。だが近年は、単純作業はコンピューターが行い、社員に求めるのは新しい価値を生むための発想力。また、学歴の高さと仕事での活躍に相関関係はないという研究が数多く発表され、大学名を採用で考慮する企業は激減したというのだ。