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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】スポーツ整形・Jリーグのチームドクターも さいわい鶴見病院院長・原淳さん

 JR鶴見駅西口から徒歩3分。「さいわい鶴見病院」(横浜市鶴見区)は、整形外科が中心となる疾患に対して、内科的な支援も可能な地域密着型病院。

 院長を務める原淳医師は、脊椎脊髄と膝関節疾患を中心に、整形外科全般とスポーツ整形の診療に当たっている。

 「子供の頃にサッカーをやっていて、競技スポーツに関連する医師になりたい、という夢を持ったのがきっかけ」と語るから、長年の夢を叶えたことになる。現在はJリーグ・ヴァンフォーレ甲府のチームドクターを務める他、バスケットボールやゴルフ、大相撲のメディカルドクターとしても活動している。

 そんな原医師の「臨床医」としてのモットーは、「一人一人の生活に合わせた治療」の実践だ。

 「手術をすべきか、しばらくは経過を観察すべきかは、患者さんの年齢や職業、生活スタイルによって異なるので、柔軟に治療法を考えていくようにしています」

 もともと年配の人と接することが好きで、外来での会話が楽しいという。「若い頃は自分のおじいちゃんやおばあちゃん、いまは自分の両親と話すような気分で接しています」と笑顔で語る。

 もちろん、手術の精度にはこだわる。高齢者に多い変形性膝関節症に行われる「骨切り術」という術式を得意とし、侵襲の大きい人工膝関節置換術だけに依存しない、幅広い選択肢を用意して治療計画を練る。

 「手術と再生医療を組み合わせるなど、いろいろと手はあります。その患者さんが求めているのは何なのかを正確に理解し、的確に治療に生かしていきたい」

 トップアスリートの微妙な要望に応えることで高めてきた技術と知識を、一般診療に役立てる。プロの技が効果的に活かされている。(長田昭二)

 ■原淳(はら・じゅん) 1970年、東京都生まれ。横浜市立大学医学部卒業。国立横浜病院(現・国立病院機構横浜医療センター)藤沢市民病院、浦賀病院、横浜市大附属市民総合医療センター勤務。2004年、ローマ大学スポーツ医科学センター留学。帰国後、国際医療福祉大学熱海病院講師、小田原市立病院、川崎幸病院を経て、19年から現職。日本整形外科学会専門医・スポーツドクター認定医・認定脊椎脊髄病医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医ほか。

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