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【BOOK】挫折ない人あり得ない、物語のプロローグです 下重暁子さん『人生にとって挫折とは何か』 (1/3ページ)

★下重暁子さん 『人生にとって挫折とは何か』(集英社新書 780円+税)

 人生に挫折はつきものだ。挫折したとき、人はそれをどう克服すればよいのだろうか。「多くの挫折の積み重ねが、今の自分を作ってくれた」と振り返る著者が、周囲の人たちから聞き取ったエピソードをもとにした「挫折の処方箋」だ。(文・たからしげる)

 --文芸誌『青春と読書』に「潔い負け方 人生は挫折と敗北でできている」のタイトルで1年にわたって連載された

 「挫折に関して、いい悪いは別にして昔から非常に興味がありました。わたし自身が挫折の連続でしたから、こだわりがありました。挫折って、人からは見えないものなんですね。本人がどう思うかによります。その感じ方も人によって違います。ここにはわたしの経験だけではなくて、こちらから挫折と見えるような経験をされた有名人や知人の方々5人へのインタビューも入っています」

 --特に聞きたかったのは

 「挫折がない人はおもしろくありません。挫折は物語の始まりなんです。人生において挫折がない人には物語がありません。人生の物語はそこから始まるんだと、わたしは思います。それが、今回のインタビューのテーマになりました。挫折をくぐってきた人たちは、みなさん自分を信じていて、挫折につかまったり、沈みこんだりせず、乗り越えて、ご自分の物語を始めていました」

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