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【おやじ酒場】石川の郷土料理に舌鼓 JR山手線など新宿駅「小料理 kokoro」 (1/2ページ)

 眠らぬ街・新宿。人が絶えることがない喧騒から一歩離れれば落ち着いたスポットがあるはず。歌舞伎町とは反対側、小滝橋通りあたりをぶらりと出没。このあたりは“裏新宿”といえそうな雰囲気を漂わせる。足を踏み込むほどに、呑兵衛がひそかにほくそ笑む穴場が見つかりそうだ。

 新宿駅西口。大ガード西交差点の北方向は小滝橋通りの起点。大久保方面に向かってテクテク行くと大都会のエアスポットになっていく。斜め向かいの小路に入ると「燗酒と自然派ワインのお店」とかわいい文字で書かれた立て看板が呑兵衛を誘う。

 木扉を開けると細長いこぢんまりした空間。小さな2人掛けのテーブル席。反対側は厨房(ちゅうぼう)を挟んで10席のカウンターが並び、一番奥の止まり木を陣取る。「生ビール(ヱビス)」(600円)をお願いすると、着物に割烹着がお似合いの女将(おかみ)、越野舞さんがおいしく注いでくれてグイ~っと喉を潤す。

 看板は舞さんの出身地、石川の郷土料理。舞さんの父親は、近江町市場で野菜の仲買人。「父の店に並ぶ近江の野菜と能登の魚を応援した小料理屋さんをやりたいと思ったんです」

 定番「能登おばあちゃんのあいまぜ」(580円)をいただきます。大根、ニンジン、ゴボウなど根菜の炒め煮で祝い事などの「ハレの日」には欠かさない料理。日本酒は舞さんお気に入りの銘酒(半合450円~)がそろい、ぬる燗がおススメ。メニューはなく、舞さんに飲みたい酒の好みを相談すると「天穏 特別純米酒 馨(島根)」をチョイスしてくれた。うま味と甘味がじんわり広がり充実感。自然派ワイン(グラス750円~)も舞さんがセレクトしてくれる。

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