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【ベストセラー健康法】ストレスを軽減するには? 「定年後の不調」と「男の更年期」克服法 (1/2ページ)

 現役時代はバリバリ働いていた男性が定年退職後、枯れ木のように生気を失い、体調に異変をきたす。何人か思い当たるのではないだろうか。あるいは、あなた自身がその一人かもしれない。

 定年前後に起きるこの心身の不調にはきちんとした理由があるという。その原因を詳しく解説したのが、『定年不調』(集英社新書)。著者で内科・循環器・性機能専門医の石蔵文信氏は、大阪市内に開設した男性更年期外来で、心身の不調に悩む中高年男性の治療にあたっている。定年不調は石原氏の造語で、仕事中心に生きてきた50~60代の男性に多い男性更年期障害による多様な不調を指す。

 男性更年期障害も女性と同じく、憂鬱感が続く、イライラ、不眠といった精神的な症状だけでなく、頭痛、めまい、手足のしびれや痛みなど身体にも多様な症状が現れる。その原因については専門医の間でも意見が分かれているが、加齢に伴って男性ホルモンの分泌量が減少することが原因ととらえ、男性ホルモンの補充療法を行うことが多いという。

 だが石蔵氏は、男性更年期障害の原因はストレスと考え、ホルモン補充療法ではなく、カウンセリングをメインとした心療内科的なアプローチで治療を行っている。

 ストレスによって脳に負荷がかかると自律神経の中枢である視床下部の動きに乱れが生じ、自律神経失調の症状であるさまざまな不定愁訴が現れる。さらに、視床下部はホルモン分泌の司令塔でもあるため、男性ホルモンの分泌量が低下。つまり、精神的なストレスが男性更年期障害の主因であり、男性ホルモン分泌量の低下は、男性更年期障害の一症状だと石蔵氏は考えているそうだ。

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