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【「心の老い」は克服できるか】認知症では…と思ったらどうする? まずはかかりつけ医や地域包括支援センターに相談を (1/2ページ)

 高齢者医療の現場では、本人も家族もどうすればいいのかわからず、迷います。「もしも」のとき、どうすればいいのか。医師でジャーナリストの富家孝氏が、精神科医の吉竹弘行氏に聞く。

 --私は病気の相談を受けたとき、「なにごとも早期発見が大事」と言っていますが、精神科でも同じですか?

 「そうですね。ほかの病気、とくにがんと同様に、認知症も老人性うつも早期発見・早期治療は重要です」

 「家族も本人もなにか変だと思っても、精神疾患を認めるのはつらい。しかし、その間に病状は進んでしまいます。欧米と違って日本では医者にすぐかかれます。ともかく、変だと思ったら、かかりつけ医に、かりつけ医がいない場合や地域包括支援センターに相談すべきです」

 --地域包括支援センターとは?

 「高齢者の生活に関わる総合相談窓口です。もちろん、私のところのような精神科のクリニックに直接来てもらってもかまいません」

 --よく聞くのは、何科に行けばいいのですか? ということ。「心療内科」から「認知症外来」「物忘れ外来」など、多種多様です

 「ここ10年ほどで一気に増えたと思います。20年前は認知症を中心に診る医療機関はあまりなかった。今は都会ならどこの駅にも精神科があり、大病院なら専門科目がいくつも置かれています」

 --精神科と心療内科の違いは?

 「たいていの患者さんは近所のかかりつけの医者(内科)に行きます。明らかなうつ、記憶障害などの症状がある場合は別として、身体的な症状があるケースが多いからです。だるさ、吐き気、動悸、下痢、腹痛などです。しかし、検査しても異常がないとなると心理的要因が疑われ、心療内科を紹介されます。精神科、精神内科、精神神経科でも、最近は同じです。昔から、認知症を専門にやってきたのは精神科、とくに精神神経科でしたが、いまは関連科目の医者も積極的にかかわっています」

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