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【ぴいぷる】登山家・野口健、絵子 父の夢と希望を体現し越えていく決意の娘 (1/3ページ)

 「父の世界最年少記録を抜きたいんです」

 父の名前は野口健。七大陸最高峰登頂の世界最年少記録を達成した日本を代表する登山家だ。

 「私にとって父は大きな目標」と語る野口の長女、絵子は2018年末から父と本格的な「親子登山」を始めた。

 ◆目標であり壁

 ヒマラヤの標高5000メートル級の高峰を皮切りに、昨年夏にはアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(約5900メートル)を登った。

 「約1週間かけてキリマンジャロを登りましたが、屈強な大人の登山家でも難しい登坂ルートでした」と野口は説明する。

 最終キャンプから頂上へのアタックの日。途中、猛吹雪になり、引き返すグループが続出した。野口が「まだいけるか」と確認すると、絵子は「大丈夫。いける!」とアタックを敢行し、アフリカ大陸最高峰を15歳で制覇した。

 25歳で七大陸最高峰登頂を達成後、野口はエベレストや富士山に捨てられたゴミを拾いながら山を登る「清掃登山」の活動を始めた。

 「絵子が生まれ、赤ちゃんの頃は私が背負って登っていましたが、4歳の頃には自分の足で富士山を登っていましたよ」

 清掃登山のほか、野口はエベレスト(ヒマラヤ山脈にある世界最高峰)の山岳地の学校に通う子供たちに、日本の小学生が6年間使ったランドセルを寄贈する「ランドセルプロジェクト」にも取り組んでいる。

 一昨年、絵子を連れて初めてヒマラヤを訪れた。

 「子供一人ひとりにランドセルを背負わせてプレゼントするのですが、背負ったとたん、子供たちはみんな一斉に校庭を走り回るんです。その姿が本当にかわいくて…」と野口は言う。

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