記事詳細

【マンガ探偵局がゆく】トキワ荘の兄貴・寺田ヒロオの名作は? 千葉真一主演でドラマ化された柔道マンガ「暗闇五段」 (1/2ページ)

 前回に続き、今春開館予定の東京・豊島区立トキワ荘マンガミュージアム関連の依頼を取り上げる。

 「トキワ荘マンガミュージアムを楽しみにしています。藤子不二雄(A)先生の『まんが道』などでトキワ荘のことは多少知っているつもりですけど、トキワ荘の兄貴としてみんなに頼られている寺田ヒロオさんのことがイマイチ分かりません。面倒見はいいけどそれほど売れなかったのでしょうか? 残念ながら僕自身は作品を読んだことがないのです。もし、探偵局でおすすめのマンガなどあれば教えてください」(40歳・会社員)

 寺田ヒロオに関してはちくま文庫から出版された梶井純による評伝「トキワ荘の時代」に詳しい。

 寺田ヒロオは新潟県新発田市生まれ。高校時代から野球部に属し、当時の電電公社に就職。野球部のピッチャーとして都市対抗野球に出場したこともある。マンガは高校時代から雑誌への投稿をはじめ、このコーナーでも紹介した井上一雄の「バット君」に刺激を受けて22歳で上京。手塚治虫についで豊島区椎名町(現東長崎)のトキワ荘の住人になった。その後、続々と上京してきた10代のマンガ家たちにとって頼りになる兄貴になったのは『まんが道』などにもあるとおり。

 明るいスポーツマンガで人気を集め、月刊誌の時代にはいくつもの雑誌に連載を抱える人気マンガ家になった。

関連ニュース